“自分だけの壁紙が欲しかった。” 既製品では叶わない理想を、フルオーダーで実現した話。
Scene:どこを探しても「ぴったり」が見つからなかった
「部屋のイメージはあるんです。でも、それに合う壁紙が見つからなくて…」
そう話してくれたのは、戸建てにお住まいのご夫婦。リビングの模様替えを機に、内装を一新しようと考えていたものの、市販の壁紙のカタログを見てもピンと来るものがなかったという。「ナチュラルなんだけど少し遊び心があって、でも子どもっぽくなりすぎない色味で…」
イメージは鮮明なのに、それに合う柄がどこにもない。
何冊もカタログをめくり、ネットで「オーダーメイド 壁紙」や「フルオーダー 壁紙」といったキーワードで検索していた中、たどり着いたのがKABELabのホームページだった。
Challenge:こだわりが強いほど、「既製品」では物足りない
インテリアへのこだわりが強いほど、「あと少し」の違和感が気になるもの。
特に壁紙は面積が大きく、空間全体の印象を大きく左右します。柄が少し違うだけでイメージが崩れてしまったり、色のトーンが周囲の家具と合わなかったり…そんな細部にこだわるほど、市販品の選択肢が狭く感じてしまうのが現実です。
「この壁紙、かわいいけどちょっと派手すぎるかな」
「この模様好きだけど、もう少し線が細かったら…」
「色があとワントーン明るかったら理想だったのに」
「壁紙って、もっと“自由に選べる”ものだと思ってました」と、ご夫婦は振り返ります。
Solution:「欲しい壁紙がないなら、つくればいい」
KABELabがご提案したのは、完全フルオーダーの壁紙制作。
「今ある中から選ぶ」のではなく、「理想を一緒にデザインする」というアプローチです。
まず行ったのは、じっくりとしたヒアリング。
好きなインテリアスタイル(北欧・ナチュラル・和モダンなど)や、お部屋の使い方、照明の色、家族構成、過ごし方まで聞かせていただきました。
そこで出てきたのは、「グレーとベージュの中間のような色味」「葉っぱのモチーフが好き」「主張しすぎず、近くで見ると模様があるようなデザインが良い」という、明確な美意識。
それらの要望をもとに、KABELabのデザイナーが3案のオリジナルグラフィックを提案。柄の密度やラインの太さ、色のトーンなどは何度でも調整が可能で、ご夫婦が納得するまでやりとりを重ねました。
「既製品に“寄せる”のではなく、私たちの感覚に合わせてもらえる。そんな経験は初めてでした」

Creation:ご家庭の壁に、世界でひとつのデザインを
壁紙のデザインが決定したら、KABELabの高性能プリンタでズレなく出力。
今回は、リビングのアクセントウォール1面に施工する形で、インテリアの中心として活用されました。施工当日は専門スタッフが伺い、数時間で美しく仕上げ。家具や床材と見事に調和し、まさに“この家のために作られた壁”が完成しました。
印象的だったのは、奥様が涙ぐみながら「これです。ずっとこの壁を探してたんです」と言ってくださったこと。
ご家族が日々過ごす場所に、感情を動かす空間をつくれたことが、私たちにとっても忘れられない出来事でした。

Impact:「住まいに、自分の感性を反映できた」と実感できる暮らし
完成後、家族や友人を招くたびに「この壁紙どこで作ったの?」と聞かれるようになったというご夫婦。「自分たちで作ったんだよ」と答えると驚かれることが、ちょっとした誇りにもなっているそうです。
また、子どもたちが「この部屋、前より明るくなったね」と言ってくれたのも印象的だったとのこと。空間は、日々の感情やコミュニケーションにまで影響を与える──それを改めて感じた瞬間でした。
いまやリビングは、ご家族にとって“ただの部屋”ではなく、“自分たちの感性が生きる場所”として存在しています。
Comment:施主様の声
「壁紙って、どこか“決められた中から選ぶもの”というイメージがありました。でもKABELabさんは、“あなたの感覚を、壁にしましょう”と言ってくれて、まるで服や音楽を選ぶような感覚で空間づくりができました。ここにしかないデザイン、毎日見るたびに満たされます。」
Before → After
BEFORE
・カタログを何冊見ても、理想にぴったりの柄が見つからない
・既製品の壁紙は、どこか他所の家のような感覚
・「本当に満足できる空間にしたい」と願いながら、妥協していた
AFTER
・自分たちの感性を反映した、完全フルオーダーの壁紙が完成
・住まいに対する愛着が深まり、暮らしに誇りが生まれる
・友人や来客にも「素敵」と言われる自慢の空間に
















